
Q1 | 私の悩みは糸きり歯の次の歯が、まるごと銀歯なことです。笑うと見えてしまうのですごくいやです。だいたいの費用を教えて下さい。(22歳・女性) |
A |
白い部分の材質により大きく3つに分かれます。まず1つはセラミックス、そしてプラスチックと、あと1つはセラミックスとプラスチックが混ざったものに分かれています。1本58,000円から150,000円となっております。つめもの以外の治療は保険で対応できます。 |
Q2 | こちら(香港)の歯科医師の診察によると虫歯の為、左の一番奥の歯を抜くより方法はないと言われました(神経は既にありません)。この歯を抜くと上の歯とのかみ合わせがどうなるか心配です。なお、日本で治療することも検討しているのですが、仕事の関係で1週間以内の滞在しかできそうにありません。(30歳・女性) |
A |
実際に見てみないとわからないことが多いですが、考えられる事を書かせていただきます。 一番奥の歯が親知らずの歯の場合は、その生えている位置や磨きにくさのために虫歯になりやすい事が多いので、神経のない状態で、さらにまた虫歯になったら抜く事が多いです。 親知らずの1つ手前の歯の場合もあまりに虫歯が大きくなってしまっている場合は抜いた方が良いことがあります。その状態を「抜く」ことに抵抗を感じすぎて、中途半端に残しておくとその歯のまわりの「あご」やもう1つ手前の歯にまで悪い部分が波及していってしまうという事になってしまいます。 そのような時には「抜く」より「悪い所をきちんと取り除いてあげるんだ」と考えることも大切です。 上の歯が下の歯を抜く事によりかみ合わせがなくなって下に落ちてきてしまうことがありますので、それを防ぐためには通常、抜いた歯の手前2つの歯を削り、そこを冠をかぶせるようにしてつなげて、抜いた所の部分に歯が生えているかのように冠を1本分、奥にのばしてつなげてかぶせる方法があります。 |
Q3 | 小学校のころ歯列矯正をしたのですが、ここ数年前歯の1本がどんどん奥に引っ込んでしまいました。 また矯正をするのは気が引けることと、主人の転勤に伴い時間があまり無いので、審美の方法で治そうかと考えている矢先、妊娠しました。妊娠中の治療はお腹の赤ちゃんの安全面を考えると不可能でしょうか?(27歳・女性) |
A |
赤ちゃんがおなかの中にいる場合の治療は安全なのかどうかとのことですが、出来れば無事、ご出産されてから治療される方がよろしいのではないかと思います。妊娠中でも歯がとても痛んだりする場合は麻酔をしたり虫歯を治療したりすることもありますが、今回のように特に痛んだりしていない時などは、もう少し後にされてはいかがでしょう。 ただ妊娠するとホルモンのバランス等が変化することにより歯ぐきがはれたり浮いたようになる場合があります。ですから歯と歯ぐきのクリーニングはされた方がよいかと思います。ちょっとしたよごれでも歯ぐきがはれてしまったりしやすいのでご自身のブラッシングだけでなく専門家のクリーニングを受けられることをおすすめいたします。 |
Q4 | 以前から、疲れたり徹夜したりすると、すぐ口の中に影響が出ます。 最近は年齢のせいもあるのでしょうか。歯茎がだんだんさがってきた感じがします。 熱いもの、冷たいものが時々ツーンとしみます。 知り合いで歯茎を切開し直した人がいます。 具体的な処置方法と料金を教えて下さい。(36歳・女性) |
A |
お話の様子ですと、やはり歯茎からが原因のいわゆる「歯周病」とそれによる歯の「しみる」という症状が出てしまわれているようですね。 |
Q5 | 一番前の大きな前歯2本に、左右に真っ白の筋模様のようなものが少し見えてきました。 ざらつくわけでもないし、痛みがあるわけでもありませんが気になります。(22歳・男性) |
A |
これはおそらく斑状歯(はんじょうし)と言われるものです。斑状歯とは、白点、白斑、白濁の縞模様を有するエナメル質(歯のお口の中に生えている所の外側の一番硬い組織)の総称のことです。 この原因は歯のエナメル質が作られる時期のフッ素の過剰摂取、抗生物質の連用、栄養障害、熱性の病気、また生えてから虫歯の攻撃が加わってエナメル質の表面が軽度に溶け出した場合、さらに永久歯の以前に生えていた乳歯が酷い虫歯であった場合など様々です。このうちフッ素の過剰摂取が原因となる斑状歯を特に「歯牙(しが)フッ素症」と呼びます。 歯のエナメル質をつくるエナメル形成細胞は生体の中で最もフッ素に敏感であるために歯のエナメル質が作られる時に長期間過剰量のフッ素を摂取し続けるとエナメル質に障害が現れてくるわけです。しかし、一度形成されてしまった歯や生えてからの歯にフッ素の洗口剤やフッ素配合のハミガキ剤中のフッ素がいくら作用したところで歯牙フッ素症になることはありません。ですから、つい最近出てきたというより今までは気づかなかったんだろうと思います。表面はざらざらしていないとのことですのでそのままにしておかれてもかまわないかとは思いますが、ひどい場合には歯の表面に小孔や陥没部が出来ている場合もありますので一度クリニックで診療を受けて治療の必要・不必要の診断をしてもらわれるのが良いと思います。 |
Q6 | NYに住んでおり、定期的に日本に帰国しておりますが、その際、日本の歯科医にかかっておりました。何年か前にルートカナル治療をしたところの膿が完全に取れきれていないうちに金属を詰めてしまったらしく、くり返し歯茎に膿の袋ができます。これらの歯科医師にかかったところ、抗生物質を渡され、それが効かなければ歯を抜く以外にないといわれました。他に治療法はないでしょうか?2ヵ月くらいなら帰国して通えます。(32歳・女性) |
A |
実際の歯や歯肉等を見ていないのではっきりお伝え出来ないところもありますが考えられる範囲でお答えいたします。 今のその歯は根の先に膿の袋をもってしまい、中に膿がたまると腫れ、そして破れ、また腫れ、を繰り返しているのではないかと思います。根の先に膿の袋が出来る原因は根の中の細菌等によるもの、歯の根にひび割れ等がおこっていてそれが感染してしまうことによるもの、歯周病と根の中の細菌とが同時に引き起こしているものや、さらにかみ合わせも関係している場合など色々挙げられます。この中でも根が割れてしまっている場合は残念ながら抜歯する方が良い場合が多いかと思われます。もし他の原因でその膿の袋がとても大きなものや良くない状態になってしまっている場合や位置などによって抜歯しなければならないもの以外の場合はその根の先端をカットし、同時に膿の袋を完全に取り除く治療により残せる場合もあります。ただ、その歯の歯周病の状態等により適応できないケースもありますので、もし、お時間をいただけるのであれば一度拝見させていただいて診断させていただければ、もっとはっきりとしたお返答が出来るかと思います。また、その歯の処置(根の先端をカットする処置)は2ヵ月あれば行えます。 |
Q7 | 16年前に右前歯を事故で根っこごと抜けました。その時は抜けた歯を歯茎に固定してくっつける治療をしてもらいました。その後、周りの歯が成長し不恰好になったので瀬戸物をその歯にかぶせる治療もしました。 しかし、たまにその前歯の根元が痛み、膿むことがあります。またじょじょに降りてきており大変不恰好です。レントゲンをとったら「根っこが溶けてきている」と先生に言われました。以前はブリッジの治療は周囲の歯を傷めるので今の状態を続けられるだけ続けたほうが良いと言われました。しかし私としては早く直したいです。 インプラントは最近になって知ったので是非もう少し教えて下さい。 私のように歯が抜けてだいぶ経っている。その前歯の根周辺の歯茎が周囲よりだいぶあがっている(根っこが見えている。痛みもあり、その歯周辺の歯茎の状態は良くない) こういう状態でもインプラントは可能ですか? 料金の目安などを教えてください。(26歳・女性) |
A |
事故や怪我によって前歯等を失ってしまった場合にインプラントは有効な治療方法になります。まわりの歯を削ることなく、そこに歯を入れられる点で優れています。ただ、インプラント自体を埋める場所はアゴの骨になるので、その骨の状態・歯肉の状態等により出来ないケースがあります。事故後、色々な経過を経て、現在に至ってらして歯や歯茎の状態が悪くなってしまわれているような場合、インプラントを埋める骨のところが不十分であることが考えられます。ですから、おそらくインプラントは無理なのではないかと思われます。もし入れられても、そのまわりの悪くなった歯肉などをとり除いて埋めるとすると歯の見える所がとても不恰好になってしまうのではないかと考えられます。 また、その場所にご自身の他の場所(例えば腰の骨など)から骨を移植し、多く吸収してしまった部分をおぎなってからインプラントを埋める方法もありますが、その移植だけでも入院が必要(大学病院等)となり体への負担が大きくなりますのでなかなか難しいでしょう。 参考までに手術から歯が入るまでの全費用は1本トータルで50万円前後となっております。 |
Q8 | 虫歯を削った後、痛みが出てきました。今は仮の詰め物をしていますが、このまま金属を詰めても大丈夫でしょうか?(23歳・女性) |
A |
削って悪い所をとること自体が歯にとって刺激になり、痛みが出ることもあります。一般的に症状が出ても少しずつ良くなっていくようであれば問題はありません。しかし、痛みが強くなっていったり、普通にしていてもジンジン痛んだりするようであれば歯の神経の処置をしたほうが良いかもしれません。担当されている先生によくご相談されることをお勧めします。 |
Q9 | 口臭がひどくて困っています。家族には便の匂いがする、と言われた事があります。慢性的なものになりました。原因は何なのでしょうか?(18歳・女性) |
A |
原因として考えられるのはお口自体の問題と体からの問題と大きく分けて2つあります。お口の原因としては虫歯や歯周病や舌に汚れが付いていると匂ってきます。これらは、きちんと治療し、きれいな状態をキープしていいけば良くなります。 体からの問題としては、例えば1日3食、朝昼晩と規則正しい生活をおくっていなかったり、ダイエット等により食事を抜いたり、又、少量のお菓子のようなものだけ食べたりしていると1日の唾液量が正常な人より少なくなる傾向が出てきます。お口の中の唾液が少なくなるとこれが口臭の原因になるのです。又、お口で息をする癖があったりすると同じように、お口が乾燥してしまい口臭が出てきます。女性の場合は生理前後に口臭が出ることもあります。 |
Q10 | 一月ほど前から歯と歯茎の間から出血するようになりました。口内全体的に出血し、ひどいときは口の中が真っ赤になったりします。歯槽膿漏や歯周病なのでしょうか?(28歳・男性) |
A |
歯周病が考えられます。しかし、ひどい時には口の中が真っ赤になるとのことですが、それは自然に何もしなくてもなったのでしょうか。ブラシをして真っ赤に血が出たのでしょうか?ブラシのために出血したのなら、それは歯周病で血液の流れが悪くなり、よどんだ血がブラシにより出てきている状態ですが、何もしなくて出血している場合は血液に原因があることも考えられます。この場合には血液の検査も必要となりますので大きな病院の歯科もある所に行かれると良いでしょう。歯ブラシ等による出血は通常の歯科クリニックで治療が出来ますので早めに受診されることをお勧めいたします。 |
Q11 | ホワイトニングは半永久的に持続するのでしょうか? 上下の歯が大体同じように着色しているのですが、上だけホワイトニングしたら、見た目がおかしくなるでしょうか?(女性) |
A |
半永久的というのは難しいでしょう。元々の色をホワイトニングする訳ですから後もどりがないとは言い切れません。その期間は人や歯によって異なりますが、そんなにすぐもどることはないでしょう。歯を削らずに出来るというのが最大の長所になるので、削ってセラミック等で白くしてしまう場合とは違って「白さ」の決定的な持続はそれよりはありません。 上だけだと見た目におかしいか、との点については話をしている時に下の歯がよく見えるケースだと、やはり目立つと思われます。下の歯が見えないようでしたら問題ありません。患者さんによっては上の歯をやっておいて後で下の歯をやる方もいらっしゃいますので、とりあえず、上の歯をやられてはいかがでしょうか。 |
Q12 | 上の前歯2本が他の歯よりも前に出ていて、それを矯正したいわけではないのですがその2本の歯が特に黄ばんでいて、結婚をするので是非結婚式までに白い歯にしたいと思っています。どのような方法があるのかわかりませんが、どのくらいの期間、金額でホワイトニング出来るでしょうか。(25歳・女性) |
A |
今、特に女性に人気なのがホワイトニングですが私共がご提供させていただいている方法で効果があり歯を削ったりする必要のないものが「ホームブリーチ」というものです。 必要な検査や、もし虫歯の治療が必要ならその分の保険治療費はかかりますがホワイトニングの費用は上の歯だけなら¥45,000で出来ます。上下両方の場合はこれの2倍となります。通常は2〜3週間で終了しますが2、3日でその効果は感じとれることが多いようです。 |