渋谷の歯医者ヒロカズデンタルクリニック

電話 03-3486-1352

東京都渋谷区渋谷3-8-11イシカワビル3F 渋谷駅より徒歩3分

渋谷,歯医者,入れ歯,インプラント,審美歯科,ホワイトニング,小児歯科,口腔外科,矯正歯科

ジルコニアクラウン




東京・渋谷駅周辺の歯科医院

東京・渋谷駅周辺の歯科医院 院長:松野弘和
東京歯科大学卒業
1994年 ヒロカズデンタルクリニック開業
日本顎咬合学会 認定医
日本臨床歯内療法学会
日本歯科審美学会
日本歯科医師会
東京都歯科医師会
渋谷区歯科医師会


近ごろテレビコマーシャル等で口臭や歯の白さが話題になることが増えていますが、まだまだ日本人の中には『歯なんて』と思われている方がいらっしゃる様です。

東京・渋谷駅周辺の歯科医院『虫歯にはなりたくない』『白い歯になりたい』『息もさわやかでいたい』とは思っていらっしゃる様ですが、ヘアケア、ネイルケア、ボディケアやエステ、お 洋服のおしゃれなどにはとても気を使われていらしても、毎日何度も食べたり飲んだりしゃべったりするお口の中に対しては、意識が少し足りない様です。

何かのきっかけで病院に行かれた時、御自身の知らなかった虫歯や歯周病がみつかり『ドキッ』とされた方も多いのではないでしょうか?

しかし最近では痛いから、穴が開いたから治療するというのではなく、きちんと咬むためにお口全体を一つのものと考えた治療 や痛くない治療、目に見えないニオイ『口臭』に対する治療、きれいな口元や白く輝く歯と笑顔を得る為の治療など、患者の皆様のニーズはより正確で美しく、 より快適な治療へと移っています。

東京・渋谷駅周辺の歯科医院 口元をきれいにするというとデンタルエステをイメージされるかもしれませんが、それには、お口全体をきめ細かく清掃し歯ぐきに対してもトリートメントを行 い、口臭の原因も取り除くクリーニングや、歯を白くする、歯ならびを整える、いわゆる白いさし歯で治すといった歯自体の色や形に対する治療や、口を開けて 笑った時に見える歯や歯ぐきの量を調整したり、メラニン沈着による黒ずみをなくし健康的な歯ぐきの色にもどす治療などが挙げられます。

しかし表むきだけがきれいでも中で虫歯になったり、歯の神経の治療がよくなかったり、歯周病が進んでいってしまうようでは全く意味がありません。

きちんとした治療を行い、治療が終了したらメンテナンスに移ります。

どんなによい治療を行っても、お手入れがなければ短い期間でだめになってしまうでしょう。

ですから治療したから終わるのではなく、治療し終わってから始まる部分(メンテナンス)が非常に大切です。

そのためにも自己流のブラッシングやマウスケアではなく、信頼できる『ホームドクター』をお持ちになるとよいでしょう。

口臭や歯ならび、お口の中のことで何か気になっていらっしゃる方、悩まれている方、どうか放っておかずに、一日も早くクリニックへ相談されることをおすすめ致します。




まず最も基本的な知識です。歯の数は何本?二十八本と応えられた人は合格。成人の場合、通常二十八本、親知らずを加えると三十二本が正解です。これらの歯は主にどのような役割を果たしているのでしょう?四つの役割が挙げられます。

歯の役割
  1. 食べ物をかみくだく。
  2. 発音を助ける。
  3. 顔の形を整え、美しい表情をつくる。
  4. 歯ごたえを楽しみ、味覚を豊かに保つ。

つまり歯の健康を損なってしまうと、これらの四つのことがことごとくダメになってしまうということ。
怖いですね。二十八本もある歯なのだから一本くらいなくなっても大丈夫といった油断は禁物です。なにしろ奥歯が一本なくなっただけで、ものをかみくだく力が40%低下するそうですから。また、上の前歯が抜けるとサ行奥歯が抜けるとハ行ラ行発音がしにくくなり言葉が不明瞭になります。また、歯が抜けると、顔の輪郭もかわり表情が老けて見えるようになってしまうというのですから油断できません。

歯垢(しこう)という難しい漢字は、歯の健康志向の高まりにつれてよく知られるようになってきました。しかし、歯垢ってなぁに?と問われたら、歯の垢(あか)と答えてすましている人が大半ではないでしょうか?実はこれ細菌のかたまりです。一グラムの千分の一の歯垢に一億以上の細菌が生息しているそうですよ。そして歯垢は口をゆすぐだけではとれません。必ず歯ブラシしてください。

歯垢を放置しておくと石灰化してしまいます。この状態を歯石ということはご存知の方も多いはずです。歯石は歯ブラシでは落とせません。歯科医院へ行って取り除いてもらってください。むし歯は「ミュータンス菌」がつくるにより歯が溶かされる病気です。むし歯を発見したら、とにもかくにも早めに歯科医と相談してください。歯周病とは歯を支える土台が歯垢の毒素で破壊される病気。予防には正しく歯をみがくことが重要です。

口臭の主な原因は歯垢舌苔。口の中を清潔に保ち、歯をみがいた後、舌もみがくことでかなり改善されます。夜寝ているうちに細菌が繁殖しやすくなるので、就寝前に必ず歯をみがくこと。そして歯ブラシは自分に合ったものを使い、こまめに取り替えてください。ざっと基礎知識を並べただけでこれだけのことが再認識できました。歯が大切であることを知っているだけでは十分ではありません。これを機会にお口の健康に対する認識を新たになさって下さい。そして是非実践してください。



最適の進化をとげた歯に敬意と慈しみを!

雑誌「日本ざる」編集長や日本野生生物研究センターの主任研究員などを経験された霊長類学専攻の島 泰三理学博士は、 「主食は霊長類の口と手の形を決定する」という発想を「口と手連合仮説」と名付け、その立証のため30年間にわたり日本とマダガスカル島、 そしてアフリカ大陸でサルたち観察してきました。そんな中でアイアイに出会ったといいます。 まだ一般にはなじみの薄いアイアイはマダガスカルに生きている「止まった時を刻み込んだ」古いタイプの小型サル。

アイアイの中指は極端に細く、曲がった針金のような形をしています。これが研究者たちにとって大きな謎でした。 またアイアイの歯の形態は霊長類の歯としてはまったく例外的だそうです。

歯の形はその動物の食物がなんであるのかを示す重要な証拠ですが、他のサルとはまったくちがった歯、そして極端に細く曲がった中指をもつアイアイの食生活は謎につつまれていました。島博士はアイアイの食生活を観察した結果、その主食をマダガスカル水辺に分布するラミーという巨木の果実であることをはじめてつきとめたのです。

アイアイの特殊な歯と指の形はラミーの種を剥いて食べるために最適なデザインでした。 アイアイはその強力な切歯硬い種の殻を破り、その細長い中指その実をかきだします

毎日食べ物を摂取して生命を維持すること。これは動物にとって最も基本的な仕事です。アイアイは際立って特殊なケースですから研究者の間で大いに注目されているようですが、アイアイだけではなくすべての動物はそれぞれに最適な仕事と仕事場をもっており、 またその仕事に適した道具を使って生活してきました。そうした仕事はニッチとよばれ、ニッチを遂行する上で、特に歯は最も重要な道具に位置付けられています。

私たち人間の歯も毎日の食事をおいしく食べるため、つまり人間としてのニッチに最適なデザインがなされているはず。 これは長い年月をかけた不断の進化がもたらしたものでしょう。そんな歯を慈しみ、敬意をもって大切にケアしていくことは現在に生きる私たちの義務とさえいえるのかもしれません

参考資料「親指はなぜ太いのか 直立二足歩行の起源に迫る」中央公論社刊 中公新書



愛と知恵は地球を救う。

おやおや、またあの熊さん、八っつあんがご隠居さんを困らせているようですね。大きな声で「親知らず」なんて叫んでいますよ。 どうやら八っあんに親知らずが生えたようです。どれどれ何やってんだか、ちょっとのぞいてみましょうか。
  • ふ〜ん、こいつが親知らずってやつですかい、ご隠居さん。子の心親知らずってなもんですね。おっ、イテッ!
  • 子の心じゃなく親心、それは。親の心子知らずといってね、親の子供に対する愛情や心配は子供にはわからないってこと。 おまえさんも、子供を持てば親御さんの気持ちがわかるんだがな。親知らずはな、ちょうど親御さんの亡くなるような年齢になるころ生えてくることが多い奥歯だ。親の知らないうちに生える歯だからともいうがな。
  • じゃぁなんですかい、ご隠居さん、わっしの親はそろそろポックリですかい?そりゃぁいけねえな。
  • かわいそうな親御さんよ。こんなろくでもない息子をもってしまって。いっそポックリいった方が幸せってなもんだよ、ねぇご隠居さん。
  • そういうことをおいいでないよ、熊さん。それにおまえさんだって八っつあんと似たりよったりだ。ま、日本では親知らずとよばれている。 ところがお隣の韓国では愛の歯という、これが。
  • 愛の歯?イテテ。これが愛の歯ですかい?
  • 恋愛をする年ごろ生えてくるからだそうだ。
  • 恋愛?八公にゃあ関係のない話だな、そりゃあ。八の場合は、どうしたって親不孝の親知らずでさぁ。
  • でな、英語ではWisdom Toothつまり知恵の歯だ。スペインフランスドイツでも知恵の歯というらしい。
  • 知恵の歯ってんですかい、あちゃらじゃ?
  • 愛の歯、知恵の歯は地球を救う。
  • 相変わらずだねぇ、おまえさんたちは。ま、なんだ、いずれにしてもかけがいのない一生の友だ。熊さん、八っつあん、歯を粗末にしちゃあいけないよ


むし歯保有率の高い日本は、悪人だらけ?

れだけ医療技術が進んだ現代でさえ歯の悩みは尽きないのですから 昔の人々はさぞご苦労なさったことだと思っていたらやっぱり。あのジーザス・クライスト、イエス・キリスト様相当お困りのようでした。 その証拠が残っています。歯痛のキリスト像がそれ。

楽の都として名高いオーストリアの首都ウィーンにシュテファン寺院というものがあり、日本からも大勢の観光客が行っているそうです。 ゴシック様式の大聖堂でも有名なこの寺院に今日もそのキリスト像は鎮座しています。そのお顔は少しゆがんだように見え、いかにも痛そう

んでもその昔、このキリスト像を見た学生がそれをばかにしたということです。そうしたら天罰てきめん、その学生は歯痛に苦しめられることになったとか。 そんな伝えから、この像はイエス・キリストがむし歯によって悪人をこらしめることを象徴する彫刻であるともいわれているそうです。 もしそうなら、日本は悪人だらけということになりますね。なにせ3歳時の日本全国平均むし歯保有率が約30%、最下位の沖縄にいたってはなんと 48.6%というのですから、私たち日本人は大いに悔い改めなければいけません。

ころで記録によると、歯痛のキリスト像は15世紀の彫刻だといいます。イエス・キリストはいうまでもなく西暦1世紀にお生まれになったお方。 つまり、この像はキリストが誕生して1500年も後に彫られたものです。よって、この像がキリストさえ歯痛に苦しんだ証拠とするには無理がありますね。ウィーンで歯痛のキリスト像を見たある日本人旅行者は、 そのホームページに「よっぽど歯が痛くてたまらん人が15世紀におったんかと、ちょっと感動」と書いてます。あるいは苦痛の表情のキリスト像を見た昔の誰かが、 適当にこんな名前をこの像につけたものが今日に及んでいるのかもしれません。

のお釈迦様も歯の養生を特に説いたと仏典に残っています。東のお釈迦様がそうなら、西のキリスト様もお口の健康にはやかましかったと 想像しても罰は当たらないでしょう。古今東西を問わず、わたしたち毎日を生きる者にとっては歯は大切な上にも大切な宝ものです。心して毎日のケアを 怠らないようにしましょう

あのバイキングも歯には気を使っていました。

チャームポイントのひとつ。健康な歯を持つ人に出会うと、見ている方まで気分が良くなりますね。これは日本のことだけでなく、 世界中どこへ行っても同じなのではないでしょうか。
そして現代だけではなく、昔からそうだったのではないかと思われます。

わもてイメージで知られるあのバイキングも歯には気を使ったようですよ。ただし、現代のようにピカピカの白い歯を誇ったわけではありません。なんと、前歯を削っておめかししていたようです。

ショナルジオグラフィック誌が伝えるところ、このほどスウェーデン文化遺産局は国内4ヵ所に埋蔵されていたバイキング22名の頭骨を調査しました。その結果、バイキングの上の前歯に溝が刻まれていたことが判明したそうです。 溝の形や場所は同じところにあり、歯に色彩を施して目立たせていたと同誌は伝えています。

や料理スタイルとして有名になったバイキングですが、本来は10世紀ころ北欧スカンジナビア半島から出てきたノルマン人のことです。現在のスウェーデン、ノルウェイ、デンマークなどから南下したバイキングは、 ドイツやフランスを襲い、ついにはその末裔がイギリスへ攻め込んでノルマン王朝を建てました。1066年のことです。

がついたヘルメットをかぶり、重そうな鈍器で暴れまわる大男の姿が一般的なバイキングのイメージですね。勇敢ではあっても、なんだか野蛮で怖そうです。ところがそのようなイメージはバイキングの一面を伝える だけのもので、普段は農業や交易に精を出す勤勉でおしゃれな北欧の男たちでした。

イキングが前歯に施した装飾が単なるおめかしだったのか、それとも何らかの職業を示すものなのかは、はたまた戦闘での活躍を称えるものかは現在のところ判明していません。歯を削って装飾する風習は世界各地で見られますが、ヨーロッパでは今回のバイキングの例が初めてのことだそうです。

なる装飾にせよ、何らかの儀式的意味をもたせたものであったにせよ、バイキングも歯を重要視していたことは間違いありません。現代に生きる私たちも、歯は元気の源です。 毎日のお手入れ、ゆめゆめおろそかにすることのないようにしましょう。

ぺラヘラ祭りに思いを馳せ、お口の健康を再考してみましょうか。

リランカの聖地キャンディで、お釈迦様の歯を先頭に街を練り歩くお祭りが毎年盛大に催されていることをご存知でしょうか? キャンディは、スリランカに2000年以上続いたシンハラ王朝最後の都世界文化遺産に選ばれている地でもあります。

の聖地の敬虔な仏教徒達は、お釈迦様犬歯を祀るダラダーマーリガーワ寺院(仏歯寺)を崇め、年に一度、仏歯が市中を巡行するお祭りに酔いしれるそうです。

釈迦様は、紀元前5世紀入滅したとされています。その遺骨は分骨されてインド各地に渡り、犬歯インド東部カリンガ王国にもたらされたそうです。それから約900年を経た後、 紀元4世紀にカンリガの王女スリランカのシンハラ王家に嫁ぐことになりました。この時、娘の幸福を願った父王は、結い上げた王女の髪符として仏歯忍ばせ送り出したと伝承されています。

ンハラ王朝は、このお釈迦様の歯王宮内に祭り、王権の象徴としました。シンハラ王朝は、11世紀以降、ヒンドゥー教徒の攻撃を受け、遷都をくりかえしましたが、その度に歴代の王は仏歯を持って逃げたといいます。

16世紀に入ると、ヨーロッパから香辛料を求めてポルトガル人が侵入。またまたシンハラ王朝は遷都し、ついに1592年、今や世界遺産に指定された聖地キャンディに落ち着いたそうです。仏歯寺は、遷都11年後の1603年、王宮の中に建てられました。 この王朝は、1815年まで命脈を保ちましたが、イギリスによる植民地支配によりついに滅亡。しかし、王家が所有していた仏歯寺は、仏教僧団が管理することとなり、今日にいたっています。

年7〜8月に行われるこのお祭りは、ペラヘラ祭りと呼ばれる国家的祭典となり、内外から観光客が大挙して訪れる行事となりました。仏歯を行列の先頭に立て、100頭もの象10日間町を練り歩くペラヘラ祭りの間は、各地から集まる僧や巡礼、観光客で溢れかえります。

は健康の象徴。それも人々に歯の大切さを説いていたことが知られているお釈迦様の歯とあっては崇め奉られるのも当然といえるでしょう。
私たちも、遠くスリランカの世界遺産聖地キャンディで毎年催される仏歯のお祭りに思いを馳せて、ついつい忘れがちになるお口の健康を考えようではありませんか

昔も今も、東も西も、歯の悩みの種は尽きないようで。

今東西、むし歯に 悩まされた人々の数は無数に存在しました。かの清少納言は、『枕草子』に20歳前の女性が歯痛で顔を真っ赤にして苦しんでいる様子を描いてますし、小林一茶は、「歯が抜けてあなた頼むもあもあみだ」の句をを残しています。歯を全部なくしてしまい、もう阿弥陀様にすがるしかないという嘆きをユーモラスに表現したのでしょう。

ランスの哲人パスカルも歯痛には苦労したようです。歯の痛みから気をそらすため数学の難問に挑戦、ついには積分学の先駆者といわれるまでになりました。 映画『キャスト・アウェイ』では、無人島に漂着した宅配業者演じる主演トム・ハンクスが歯痛に襲われ、ついに耐え切れずに荷物の中に入っていたスケート靴のエッジで歯を抜いてしまう場面さえあります。

ラク戦争や石油価格の高騰で注目されている文明発祥の地アラブ諸国でも歯の悩みは共通です。イスラム教徒は、コーランの教えに従って一日5回アラーの神に祈りを 捧げますが、礼拝の前に口を3回そそぐことが義務付けられているということ。教祖のマホメットが衛生管理に熱心だったからだといわれています。実際、マホメットはシワクという木の枝を使った天然歯ブラシで歯を清潔に保つよう人々に勧めたそうです。

教の祖お釈迦様もお口の健康を奨励していました。お釈迦様が生まれたインドでは、ニームとよばれる樹木の枝を歯ブラシに使って師の教えを実践していたようです。 また、古代エジプト人たちはビンロウ樹の実を細かく砕き、それに蜂蜜や火打ち石の粉末などをまぜてねり歯みがきをつくっていたといいます。

の他、ネイティブアメリカンのチェロキー族は鎮痛作用のあるブラック・バーチチェリー・バーチの枝を、西アフリカ一帯の人々はアルカロイド等何種類かの抗生物質を含むツツラフジ科の植物歯ブラシ用に使っていました。

トウキビを歯みがきに使うという冗談のようなむし歯予防方法が実践されていた地域もあったそうです。かって砂糖が主要生産品のひとつであったハワイや西インド諸島、 サモア、フィジー、そしてアフリカ各地で実際行われていた方法で、米国セントルイス市にあるワシントン大学歯学部で研究されていました。 結論としては、サトウキビに含まれるフィチン酸むし歯をつくる酸中和する作用があるとはいえ、サトウキビを歯ブラシ代わりにすることでむし歯予防にはならないということです。

とほどさように、古今東西、歯痛とその対策には多くの人々が頭を悩ましました。歯痛の悩みは今日まで連綿と続いています。常日頃から、お口の健康を守っていく心構えと実践最良の対策です。
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歯と歯ぐきは命の証。

高齢を謙遜していたら「いたずらに馬齢をかさねまして」と表現することがあります。
馬齢にかえて歯馬ともいうと作家の司馬遼太郎さんが書いていました。
歯は年齢と同じ意味に使われます。犬馬の歯ということばも漢文にあるそうです。
「予は犬馬の歯をかさねて七十二になる」。このようにつかうと司馬さんは例をあげています。
歯の健康が年齢に直結しているひとつの証といえるかもしれません。
他にも、歯が年齢の意味で使われる用語に「歯次」、「歯長」などがあります。
普段見慣れない言葉なので、このままでは意味がよくわかりません。
しかし「歯」を「年」に入れ替えてみてください。「歯次」、「歯長」。いきなり、意味が明瞭になりますね。考古学者が古代人の調査をする時に、まず注目するのは歯です。
他の部分が失われても、歯は比較的保存状態が良好ですし、歯にはその人の生活史が刻まれているからでしょう。磨耗状態やむし歯の状況、歯並び、サイズ等から古代人の年齢、人権、食生活その他いろいろな事柄が調査できます。
また、警察の身元調査では、歯が重要な決め手になることが広く知られているところです。
捜査技術が進歩した今、歯の磨耗状態、着色、神経が入っていた空間の大きさ、再石灰化など、様々な要素が法歯学の見地から検討され、多くの事件が解決 されてきました。
これも歯が年齢や健康状態と直接関係しているからこそ可能といえるでしょう。
歯と同じく、歯ぐきも年齢や健康状態を推定するために重要な材料となるそうです。
歯ぐきは、年齢とともに退縮する傾向があり、歯周病の進行とともにその程度も大きくなるかと。
このように、歯や歯ぐきは命の証。お口の健康はそのまま生命や容貌に影響しますから、常日頃のケアを怠ることなく、心して「歯」をおかさねください。


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シャリは健康な歯で味わいたいもの。

仏教の開祖のお釈迦様は、歯をたいへん大切にされていました。80歳前後で亡くなるまで健康な歯を保っておられた証拠に仏牙舎利とよばれるお釈迦様の歯が現在も残されているというわけです。
それに較べると、私たちはまだまだ修行が足りません。現在70歳台前半の日本人は、一人平均15本以上の歯を喪失しており、80歳以上になるとほぼ半数がすべての歯を失っているそうです。
上質な歯ブラシや歯みがきのなかった2,500年以上も前に生きていたお釈迦様に対して現代人は顔向けができませんね。
お釈迦様は、ご自身の歯を大切にされただけではなく、仏教徒にお口の健康を奨励されていました。仏教の経典に「朝早く起きて歯をみがけ」とあります。
仏教発祥の地、古代インドの仏教徒たちにとって、冨者も貧者も区別なく、奥地に健康管理はお釈迦さまの教えとして常に守らなくてはならない戒律でした 。今もインドの人々の歯が際立って白くきれいに見えるのは、褐色の肌とコントラストだけがその理由ではないのかもしれません。
現在のような歯ブラシがなかった当時、インドではニームと呼ばれる樹木の枝が歯ブラシとして使われていました。ニームの枝を使った歯木で手入れをすると五つの効用があると仏典にあります。(下記参照。)現在でも充分説得力のある教えですね。
お口の清掃による五つの効用
一 眼がよくなる
ニ 口臭を除く
三 口中の熱を除く
四 痰を除き、食欲を増進する。
五 食べ物がおいしく食べられる

ところで、お釈迦様が荼毘に付かされた時、灰の中に歯と遺骨が残りました。歯は前述したように仏牙舎利といいますが、お骨を砕いたものは仏舎利、あるいは単に舎利とよばれています。
因みの、お鮨屋さんでは鮨飯をシャリとよびますね。これは、お釈迦様の遺骨を砕いて分骨した形がご飯に似ているところからそうよばれるようになったそうです。お釈迦様の徳にあやかり、シャリはいつまでも健康な歯で味わいましょう。


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忠臣蔵は歯みがきなしに語れない。

赤穂浪士の討ち入りがあった元禄の頃、花のお江戸は未曾有の好景気に沸いていました。
芝居小屋は大入り満員、花見の季節になると上野のお山にはおさむらいに浪人、町方、商人、職人、はてはお乞食さんにいたるまで老若男女で賑わったと記されています。

好景気が人々の消費熱をさらに押し上げることは当時も今もかわりません。もっとオシャレな着物が欲しい、もっとおいしいものが食べたい、歯だってもっときれいに健康に。というわけで、歯みがきにも「ブランド」が現れました。当時の歯みがきの主成分には塩が使われていましたが、その塩生産の本家は、徳川家のお膝元、三河四吉良家のものと相場が決まっていました。もちろん将軍家御用達の塩や一流料理屋で使われていた塩も吉良産でありました。

そこに突如として切り込んできたのが新ブランド兵庫県、播州赤穂の塩だったのです。5代将軍綱吉の頃には将軍家御用達となり、味、品質ともに評判を得て、一流料理店は軒並み吉良産から赤穂の塩に鞍替えしてしまったそうです。

播州赤穂は、松の廊下で吉良義央(よしなか)に切りつけた浅野長矩(ながのり)の領地でした。長矩の父、浅野長友が常陸の国から赤穂に転封された時、財政策として塩の生産強化を打ち出したのです。そこで、製塩先進国の三河吉良家に家来を派遣して製塩法を教わったいきさつがあります。

吉良家に製塩技術を教わった赤穂では、歯みがき用、焼き塩を考案、元禄のころには備前壷にいれた「赤穂の花形塩」のブランド名で大ヒットを飛ばすまでになりました。
ひとつのブランドが世に喧伝されると、それまでトップの位置にあったブランドが追い落とされていくのは世の常。かつて栄華を誇った吉良の塩も赤穂の塩の後塵を拝することになりました。

製法を教えてあげた相手に蹴散らされたとなれば、吉良家がおもしろかろうはずはありません。「赤穂の塩、赤穂の塩というが、あれは元々吉良家が教えたもの」。吉良家の家来や塩田に働く人々はこんなことを口にしたものでしょう。

こんな背景が原因したのかどうなのか、俗説によると吉良義央は浅野長矩に嘘の作法を教えるなど意地悪を尽くし、その仕打ちに腹をたてた長矩はついに松の廊下で刀傷沙汰をおこしてしまいました。ご存知「忠臣蔵」の名場面。歯をブラッシングされる時、歯みがきには、このようなエピソードが伝わっていることに思いを馳せてみるのも一興です。


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人生は、歯に始まり歯に終わるなんてことを申しまして・・・。


お江戸の時代に活躍した熊さん、八っつあんも今や国際時代ですから英語のひとつやふたつはしっておきたいってなもの。なんでも、長年の不精で最近むし歯に悩まされているご両人、よせばいいのに歯にまつわる英語からメリケン言葉を勉強しはじめたそうです。

「イテテテ。痛てえよお、ご隠居さん。ツースが痛むのtoothが。」

ご隠居さん 「ほほお、toothときたかい、熊さん。感心、感心。どれどれ、どの歯が痛むんだい?」

「上の歯が三本、下が五本。」

ご隠居さん 「 全部で八本がとこ悪いわけだな。メリケン言葉ってのは面倒なものでな、一本の時にはtoothでいいんだが、二本以上になるとteethってなことになる。」

八っつあん「二ホン一は桃太郎、六木あったら六本木。」

ご隠居さん 「つまらないチャチャいれるんじゃないよ、八っつあん。おまえさんもCutting your teeth on Englishしないと時代に取り残されちゃうね。」

八っつあん「なんだい、なんだい、やぶから棒に。あっしだって密かに勉強してきたんざんすよ、エングリッシュを!
Cutは切ること、yourはおまえさん、teethは歯、Englishはメリケン話。
ということは、「おまえさんエングリッシュで歯をちょん切っちゃうぞ」ってなことになる。どうだい、ご隠居。」

ご隠居さん 「歯をちょん切っちゃいけないね。これは、何かをやり始めた時に使う言い方でな、I cut my teeth on English in school は、「学校で英語を習い始めた」になる。歯の生え始めた赤ん坊が、強い歯にするために何かを噛む。つまりは、人が最初にやる訓練。というところからきたもので、難しく言えば慣用句。長い人生も歯から始るってなわけだ。だから歯は大切にしなけりゃあいけない。」

「さすがご隠居。Long in the toothだ。イテテテ!!」

ご隠居さん 「人をバカにしていると歯痛はなおらないよ。
Old pochi was a great hunting dog years ago, but now he is long in the tooth.
ってなことをいってな、昔はすごい猟犬だったポチも今や老いぼれ、こんな時に使う。
自慢じゃないが、わしゃまだ老いぼれてはいんぞ。しかしな、人の一生は歯に始まり歯に終わる。
オギャーと生まれてCut his(her) teeth,
苦楽を共にしてくれた歯も人生の夕暮れにさしかかるとlong in the tooth。」

こうして、能…さん八っつあんはボーダレスの時代に取り残されまいと懸命 にメリケン言葉の学習に励んでいます。菌の健康は洋の東西、時代を超えて誰にとっても大切なこと。
Cutting their teeth on Englishしはじめたご両人、なかなか見上げたものです。


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人もロバも、良く噛めば元気百倍!!
皆さんの好物がリンゴやせんべいだとしたら、当然、歯が丈夫でないと駄目ですよね。これからお話しするのは、歯が弱って好物の人参を食べることができなくなってしまったロバのお話です。

日華事変の起きた1940年頃、中国の戦場で、物資輸送のために働く一匹のロバがいました。このロバは一文字山という北京郊外の地名にちなんで、一文字号 と呼ばれていました。その後、日本軍は、戦場で活躍した一文字号に老後は穏やかに過ごしてほしいと願い、上野動物園に寄贈したのです。

一文字号は、上野動物園で子供たちを乗せた馬車を引いて人気を集めていましたが、寄る年波には勝てず、だんだん弱ってきました。動物園での生活も10年以 上が経ち、人間の年で言うと約90歳。どうやら、前歯が著しく悪くなり大好物の人参を食べることができなくなったことが原因だったようです。

戦場で一生懸命働いた一文字号が、毛並みの色ツヤや眼もわるくなり、今やすっかり元気がなくなってしまいました。その様子を見て心を痛めた周りの人たち は、どうにか元気を取り戻して欲しいと知恵を絞り、入れ歯を作ってあげたらどうか?という結論に達しました。そこで、動物のために入れ歯を作るという前代 未聞の作業を、無理を承知で歯医者さんに頼みこんだそうです。

幸いにも引き受けてくれた歯医者さんによって作られた特注の入れ歯は、一文字号に贈られました。一文字号は入れ歯を口にはめられるやいなや、与えられた人 参をバクリ!!ここで不思議なのは、口にはめられた異物が入れ歯と知るはずもないのに、『これで噛める!』という認識を一文字号がすぐにしたことです。咀 嚼の感触を本能的に取り戻したのでしょう。この後、一文字号は入れ歯のお陰で健康を取り戻し、子供たちにもかわいがられながら過ごしたそうです。

人間にとっても動物にとっても、食べ物をよく噛むことが健康の基本であり、好きなものを食べることができると言うのは本当に幸せなことです。いつまでも健康で大好きな物を自分の歯で食べられるよう、毎日のお口と歯のケアを心がけましょう。


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江戸時代は丈夫な歯がつくった!?
江戸幕府を開いた主人公は、言わずと知れた初代将軍徳川家康です。
群雄割拠といわれた厳しい戦国の時代を潜り抜け、関ヶ原、大阪冬の陣、夏の陣を経てついに日本を統一しました。

狸親爺といわれたほどの人ですから、その政治、軍事的手練手管は天才的であったのでしょう。新時代の露払い役を演じた織田信長、豊臣秀吉もそれぞれに天賦 の才を発揮しましたが、鳴かないほととぎすを鳴くまで待って、ついにその後300年続く江戸幕府を開いたのは家康でした。

その家康は、健康に人一倍気を配ったと記録されています。元同志社大学西岡一教授によると、家康は特によく噛むことを奨励、『一口、48回噛む』よう訓戒 していたそうです。おそらく、この教えを配下の将兵や将軍家の家族に説いたのでしょう。家康自身、一口48噛みを実践していたにちがいありません。

家康率いる三河軍団は、その真実剛健と粘り強さが今もって語り継がれているほどです。粘り強い組織というものは、まずその将兵が健康でなければ成立するも のではありません。三河軍団の総大将家康が16番目の子どもをつくったおのは66才の時。生涯健康で、当時としては長寿の75才まで生きました。噛めよ、 噛め噛めと大将から奨励されていた将兵の多くも毎日しっかり噛んで食べ、健康を維持していたものと想像されます。

家康とその将兵の長寿、健康がなければ徳川幕府の成立はなかったはず。そして、彼らの長寿、健康の根本はよく噛むことだったことを思うと、江戸300年は丈夫な歯がつくったと言ってもあながち飛躍とは言えないのかもしれません。

私達の、日常からお口の手入れを怠らず、しっかり噛める歯を育んでいきましょう。


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女性のキレイは歯で決まる!?
みなさんは、どういう人をキレイだと思いますか?
昔の中国のことわざに、『明眸晧歯』という言葉があります。『明るく澄んだ瞳と白い歯』という意味で、これが昔の美人の条件だったそうです。予防法のな かった大昔は、むし歯や歯周病のない女性は少なかったでしょう。しかし、技術が進んだ現代なら、白い歯を手に入れることができます。

銀幕に映し出されるハリウッド・スターの眩しいくらいの歯に、あこがれる女性も多いはず。“ハリウッド・ホワイト”という言葉もあるくらい、アメリカ人も 映画スターの白い歯に強く憧れ、それを手にする努力はおしみません。彼らにとって、白い歯は健康的なイメージを創り出すだけでなく、ステータス・シンボル でもあるからなのです。

ハリウッド・スターと同じような歯の白さだけでなく、ニコっと笑っただけで見える、彼らのきれいな歯並びを手にいれようと、歯並びを変える女性が増えてい ます。しかし、そもそも歯並びを変えるのは、かみ合わせをよくするためなのです。かみ合わせが悪いと、歯ぐきに大きな負担をかけてしまうことになり、歯周 病の原因となります。さらに体全体の健康状態にまで影響がおよんでしまいます。

また、かみ合わせはスポーツ選手の重要な要素になっています。プロ野球選手の松坂大輔、松井秀喜や、プロゴルファーの丸山茂樹など、スポーツ中継を見ただ けで、彼らが個性的な歯並びをしているのがわかりますが、彼らの運動能力を支えてきたのが、かみ合わせです。天性として備わった運動能力を磨く為には過激 なトレーニングに耐えうる強靭な肉体が必要で、体の成長とともに、しっかりとした、かみ合わせシステムができているからこそ、そこまでの能力が発揮できる のです。

歯の形や白さ、歯並び等の見た目はもちろん、かみ合わせがしっかりしていて、生き生きとした表情をしている人こそ、魅力のあるキレイな人なのです。

みなさんも、かみ合わせの良い白い歯を目指し、毎日の歯とお口のケアに気をつけて、見た目のキレイさだけではなく、体の内側からの健康を維持できる、真の美人になりましょう。


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むし歯の痛みは、いつの時代でも耐えがたいものです。しかし昔は、その原因が全く分からなかったので、歯が痛くなるという現象は、不安を通り越して、恐怖でもあったことでしょう。

むし歯の原因に関する最も古い記述は、中国の殷の時代に書かれた、甲骨文字の中に見られます。『王の歯を疾めるは、これ虫なるか、これ虫ならざるか』とい う言葉のことが書かれており、歯を食う虫がいたために、むし歯になると考えられていたのです。隋の時代に書かれた『諸病源候論』では、歯を食う虫につい て、『体長が6,7分で、黒い頭』と具体的に示されています。しかし、これはどうやら歯の中にある神経を虫だと思い込んでいたようです。

西洋では、メソポタミア文明時代に栄えたシュメール人の経典の中に、『虫の伝説』という項目があり、呪文を唱えれば、歯を害する虫を殺すことができると記されています。同じようにバビロニア人も呪文を唱えた後、ヒヨスという植物の実を焼いて、虫を駆除したそうです。

一方、日本はというと、むし歯の正体は、明治時代になるまで全く分かりませんでした。歯茎が痛んで腫れ、熱を持ち、あごの周囲がまるで蒸されているように なるので、“蒸し歯”だという説もありました。治療方法も、まじないの域を出ず、『急急如律令』と紙に書いて口にくわえて噛めば治るとか、絵馬を奉納する など、神様まかせだったのです。

現代では、むし歯の原因も解明され、治療方法だけでなく、予防方法も分かっているはずです。みなさんもむし歯になって痛い思いをしなくて済むように、毎日のお口と歯のケアを心がけましょう。


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みなさんは、普段どんな歯みがき粉を使っていますか?
お店では何種類もの歯みがき粉が売られていますが、昔からそうだったわけではありません。また、歯みがき粉が売られていた場所も、今とは全く違っていました。今回は、江戸時代の歯みがき&歯みがき粉事情をご紹介しましょう。

日本での最初の歯みがき剤は、塩だと言われています。日本では、海水から塩を手に入れており、塩は調味料であるとともに、歯みがき剤でもありました。本格的に、歯みがき粉が作られ、商品として売られるようになったのは江戸時代の中期からです。
初期の歯みがき粉は、みがき砂と言われた特殊な砂に、香料や香辛料を加えたものでした。歯みがき粉は、今のようにお店で売られていたのではなく、歯みがき 粉売りが売っていたのです。毎朝『おはよう、おはとう』と言いながら、歯みがき粉を売っていたので『おはようの歯みがき売り』と呼ばれた、江戸ならではの 歯みがき粉売りもいました。また、店も構えず、売り歩きもせず、神社の境内や橋のたもとに出張した者、曲芸をしながら歯みがき粉を売る者もいました。
直接売る方法以外に、現在の雑誌やチラシ広告のような媒体を利用し、当時の有名文筆家に頼んで、文中に歯みがき粉の宣伝文を織り込んでもらい、製品の評判を高める者もいました。中には、浮世絵師に頼んで、自分の商品を浮世絵の中に描いてもらって宣伝する者もいたのです。

江戸時代中期に活躍した、有名な浮世草子作者である井原西鶴は『歯は透き通るほど白く、みがき盡すを第一にす。好色の家にて口中をたしなむこと最上の業な り。外をつくろひたりとも、口中無沙汰ならば、色を好むとは云い難かるべし』と言っており、粋な人は色恋の前には服装などよりも、口中をみがくことを重視 しなさいと述べています。外見よりも、まずエチケットとしてお口の中をきれいにすることが、どうやら江戸時代の常識だったようです。

お口の中を清潔にしておかなければならないのは、現代でも同じです。みなさんも、粋な人になれるように、毎日歯みがきをして、歯とお口のケアに気をつけましょう。

参考資料:クインテッセンス出版『歯科の歴史おもしろ読本』長谷川正康


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There was never yet a philosopher that could endure the toothache patiently.
のっけから難しそうな英語です。ご存知シェイクスピアの劇作『空騒ぎ』の一節。『歯の痛い時、黙って我慢できた哲学者など、かつて一人としていたためしは ない』と訳されていました。さすがのシェイクスピアも、歯痛だけには勝てなかったらしく、哲学者などと物々しいヒトを持ち出してその痛さを表現していま す。これに続く文章は、英語を猛勉強した人にとってもちょっと難解。
How ever they have writ the style of gods, and made a push at chance and sufferance.
『例えそれまで、まるで神ででもあるかのように書き、どれほど運命や苦難を攻撃していたとしてもな』となるそうです。
いくら哲学者が偉そうなことを言ったって、一本の虫歯にはかなうまい、ということでしょう。シェイクスピアも人の子、まして今のように歯の健康維持や治療 が発達していなかった昔のイングランドの人です。おそらく、痛む歯をうらめしく思いながらせっせと名文をつづっていたにちがいありません。
To be, or not to be, that is the question.
(死すべきか、否 生きるべきか、それが問題だ)
ハムレットが苦難に直面し、人間として精神の在り方を自問している名場面です。これを書いていた時、もしシェイクスピアが強烈な歯痛に悩まされていたとす れば…。世に名高いあの名文句が歯痛の苦しみから生み出されたと想像することで、当時の歯の痛みがいかに悩ましいことだったかがうかがえるというもので す。
さてさて、使いやすい歯ブラシも予防効果の高い歯磨きも簡単に手にできるわたしたち現代人。『歯の健康など人間の出来ることではない』、『結局最後は神頼み』(※1)、などと『運命の成り行き』(※2)にまかせず、自らの意思でお口の健康を維持し、『人生のたのしみ』(※3)を謳歌しましょう。

※1:結局最後は神頼み(Divinity shapes our ends.『ハムレット』五幕)
※2:運命の成り行き(Consequence hanging in the stars.『ロミオとジュリエット』一幕)
※3:人生のたのしみ(Cakes and ale.『十二夜』ニ幕)
参考資料:丸善ライブラリー:安西哲雄著『シェイクスピアの名セリフ100』


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私達の永久歯は一度抜けると、二度と生えてくることはありません。アルマジロ、カンガルー、コアラなど、一度生えた歯が全く生えかわらない動物もいます。しかし中には、歯が何度も生えてくる動物もいることを知っていますか?
ワニやヘビなどの爬虫類は歯が欠けたり抜けたりしても、また新しい歯が生えてきます。サメにいたっては、たった1カ月で全ての歯が生えかわる時もあるとさえ言われています。私達にとっては、うらやましい限りのように思えますが、必ずしもそうではないのです。
実 は、生えかわる生き物の歯と、私達の歯には大きな違いがあります。生えかわる歯は、尖ったものばかりで、獲物を捕らえるための道具にすぎません。しかし、 私たちには、食べ物をかみ切る前歯、ひきちぎる犬歯、咀嚼(そしゃく)して飲み込むための奥歯という、3種類の歯があります。そのため、食べ物を口にした 時に、歯ごたえや舌ざわりが楽しめます。
また、生えかわる歯には根っこがないので、非常に抜けやすいのです。歯の根はいわば木の根と同じようなも の。それがないので、そぐに倒れてしまいますが、私たちの口の中には、歯が抜けないように、歯の周りを取り囲む歯槽骨があります。しかし、この歯槽骨も、 歯周病にかかると、根っこが溶かされ、歯がグラグラしてきます。言い換えれば、これは私たちの歯がサメのような歯へと、退化する病気なのです。
私たちの歯は一度しか生えかわりませんが、大切に扱うことで、一生きれいに保つことができます。みなさんも、毎日の歯とお口のケアをきちんとして、いつまでも歯ごたえや歯ざわりを楽しみたいものですね。


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芥川竜之介が『歯が痛いときは歯医者の看板が目につく』とどこかに書いているそうです。確かにその通りで、昔から歯痛に人は悩まされつづけてきました。適 切な治療法もなかった古き時代には、もっぱら加持祈祷(かじきとう)で歯痛などの『もののけ』を退治していたといいます。
お まじないが主な治療法であったとはいえ、一方では医学の芽生えもあり、西暦984年には日本最古の医学全書『医心方』がつくられました。また、それに先立 つ西暦808年に全国の神社や豪族から提出させた薬方を編集した『大同類聚方(だいどうるいじゅほう)』百巻が世に出されています。
医心方では中国から輸入された考え方を下敷きにして、歯痛の原因を風冷の気としています。冷たい風が歯に入って痛みを発生させると考えたのでしょう。歯痛の対策として、予防法、薬方、外科治療法、灸方、まじないなどが挙げられています。
例えば『うど』をきざみ、お酒とまぜて熱くした薬酒。これを口に含んでしばらくおいてから吐き出すと効果抜群だとか。この薬酒をつくる器具らしきものが鹿児島県坊津の歴史博物館におさめられているといいます。
柳の枝を噛んで、歯痛を和らげるのも一種の薬方といえましょう。歯の痛いところを樹液に浸すと効くそうです。
鉄の針金を焼いて、むし歯の孔に入れるという過激な治療法も記されています。また、松やにをむし歯の孔につめる方法も推薦されていました。
お灸による治療法も記載されています。右の歯が痛む時には左足外側のくるぶしのやや上に、同じく左の歯が痛むときには右足の同じ場所にお灸をすえるということ。ちなみに現代の鍼灸にこのツボは指定されていません。
この他、朝夕歯をコツコツたたいたり、食後に歯をすすぐことを奨励した虫歯の予防法も紹介されています。
このように、昔の人々も歯痛には悩まされていました。幸い現代に生きる私たちは、より予防効果の高いはみがきなどを手にしています。しかし、それも使わなくては宝の持ちぐされ、心してお口の健康と元気に励みましょう。


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女の子は誰だって男の子にモテたいもの。でも、洋服やお化粧にばかり気を取られて、歯とお口のケアをおろそかにしていると、知らないうちにチャンスを逃がしてしまっているかもしれません。
平安時代から鎌倉時代にかけて描かれた『病の草子』という絵巻物では、様々な病気に苦悩する人々の様子を見て取ることができます。その中に、『口臭の女』というタイトルの絵があり、歯周病に苦しむ女性の姿がおもしろおかしく描かれています。
高貴な身分の女性が歯を磨いているそばで、女官たちがたもとで口を覆って、臭いをふさいでいるのです。この絵の枕詞には『姿や髪は美しいけれども、息の香 りがあまりにくさくて、近づいた男はいつも鼻をふさいで逃げてしまう。そばにいる人も臭くて耐え切れない』とあり、男に逃げられてばかりという言葉には苦 笑させられます。
お口の臭いだけでなく、きれいな歯並びもまたモテる女の子になる重要なポイントです。笑ったときに、唇のはしが少し上のほうへひっぱられますが、この時の唇の形をスマイルラインと言います。このラインの美しいことが美人の条件の一つだと言われます。
このラインを美しくするには、しっかり噛むことが大切なのです。よく噛むことで、土台となる骨の形の均整がとれ、形のよい骨が形成されます。歯並びがよくなれば、その上に乗る唇の形もよくなり、表情を作る筋肉が発達するので、きれいな笑顔が生まれるのです。
モテる女の子を目指すには、まず口元から。毎日きちんと歯とお口のケアに気を配り、外見や内面を磨くことも大切ですが、歯もしっかり磨いて下さいね。


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歯の健康が私たちの寿命に直結していることは、野生動物の寿命が歯のそれと一致することを考えればすぐ理解できます。人類も有効な歯の治療法がなかった太 古の時代には生命と歯の寿命がほぼ一致していたのでしょう。伝染病や難病の克服とならんで、医科医療の進歩が長寿の基本であることは明らかです。
しかし、かつて歯の治療には決定的な障害がありました。ともかく痛いのです。治療するといっても歯の神経が化膿した時の激痛など、触ることさえできません。名誉のためには切腹させ厭わなかった武士にも、歯痛の激痛に耐えきれず自害した人も記録されているといいます。
そんなわけで、痛くない歯の治療が人々の願望であったことは当然です。ところが、そんな工夫が、あるお楽しみ会偶然『発見』されました。
1844年12月10日の夜、アメリカ合衆国ボストン近郊のハートフォードという街で『笑いガス(笑気=亜酸化窒素ガス)』をお客に吸い込ませ、お酒に 酔ったような酩酊様態を楽しんでもらう見世物もどきの巡業が開催されていたそうです。その場に若い歯科医師ホーレス・ウエルズさんが夫人と共に居合わせま した。彼の友人が笑いガスを吸って酩酊状態となり、向う脛(弁慶の泣き所)をしこたまうったといいます。ところが、その友人は何事もなかったように踊り続 けていました。
このことにヒントを得たウエルズ歯科医師は、笑いガスを使い患者を酩酊状態にしたまま痛くない歯の治療を工夫して大ヒットをとったと記録されています。今ではもっとも的確な麻酔薬が開発されていますが、痛くない歯の治療はお笑い劇場からはじまったという皮肉な実話でした。
現在は当時と較べ圧倒的に歯科医療は発達していますし、麻酔薬も進歩しているので歯の治療を怖がることはありませんが、最善は治療より予防です。歯のお手入れは怠ることなく、常日頃から注意しましょう。


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